飲酒運転で教諭免職 書類誤廃棄の教頭は戒告 千葉県教委

飲酒運転で教諭免職 書類誤廃棄の教頭は戒告 千葉県教委
千葉日報オンライン 2019/4/18(木) 11:13配信

 千葉県教委は17日、療養休暇中に飲酒運転で物損事故を起こした香取市立佐原中学校の江田博記教諭(53)を懲戒免職処分にした。また、保存期間が切れていない書類を誤って廃棄した市川市立小学校の男性教頭(49)を戒告の懲戒処分にした。

 県教委によると、江田教諭は6日、成田市内の県道で、酒気帯び状態で乗用車を運転し、道路標識を破損させる事故を起こした。自宅でウイスキーをロックで約250ミリリットル飲んでから知人宅に向かっていたという。

 県教委の聞き取りに「飲酒から3時間ほど経過しており、大丈夫だと思ってしまった」と話しているという。江田教諭は今年1月から6月末まで療養休暇中だった。

 県教委が飲酒運転により懲戒処分にしたのは昨年度4件あった。年度当初から免職処分を出す事態に、吉野美砂子教育次長は「再発防止に取り組んできたにもかかわらず、このような事態を招き極めて遺憾。県民の信頼を大きく裏切り誠に申し訳なく、深くおわびする」と謝罪した。

 また、男性教頭は先月27日、2008〜17年度の卒業生257人分の書類計423枚を誤って廃棄した。

 児童の学籍や指導記録などが記録され、20年間の保存が必要なものも含まれていた。このうち121枚は電子データなどから復元できたという。県教委は誤廃棄による大きな影響はないとしている。

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